文法のおすすめ教材『English brain force』

 わたしがとてもお世話になった文法の教材、DHC英語教材の『English brain force』を紹介します。

  この教材に出会ったのは、医薬品会社の社内翻訳家として、英訳の仕事を始めてしばらくたった頃のことです。上述したアイルランドに出会うまだ2年も前のことで、わたしの英語力は、日々の英訳業務を遂行するには絶対的に不足していました。

  なかなか仕事についていけず、日々アップアップしているわたしの様子を見ていた先輩が、「一度、これで文法のおさらいをしてみたら?」と薦めてくれました。

 早速購入して説明を読んでみると、これまでの暗記に頼る文法とはまったく違い、ネイティブの感覚をつかむことによって、英文法をつかむ教材、ということでした。半信半疑のまま始めてみたら、目からうろこの連続でした。

  これまで学校で習ってきた文法というのは、英語を理解するためのものではあっても、言ってみれば、まずお城の外堀から埋めていくようなアプローチでした。でもこの教材は、言葉を発するネイティブの心、つまり直接本丸に切り込むものだ、という感じがしました。

この教材で得ることができること

  この教材で学ぶことによって、ネイティブがどんな気持ちで、どんな感覚でひとつひとつの言葉を使っているかを、わたしのほうも感覚で理解できるようになりました。やがて記号に見えていたアルファベットに血が通い出し、そこに人の心が見えるようになったのです。

  おかげで、英訳をする際にも、少しずつ英文に気持ちを乗せられるようになり、いきいきとした文を書けるようになっていきました。これはわたしの英語人生の中でも、本当に大きな一歩でした。

  この教材の監修・執筆者である大西泰斗先生と、共著者のポール・マクベイ先生には共著書がいくつもあります。そしてそれらの中で、『English brain force』と同じように、ネイティブの英語感覚を身につけることで英文法をマスターすることを提唱しておられます。

  2005年にはNHK教育で、おふたりが出演なさった3ヶ月英会話シリーズ、『ハートで感じる英文法』が放送されましたが、その内容をまとめた本も出版されています。ご興味のあるかたはぜひ一度、お手にとってごらんください。

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