応募先を探す

 求人を出している翻訳会社を探すには、検索エンジンを利用するほか、ムックも参考になります。

  たとえばアルクからは、『稼げる実務翻訳ガイド』というムックが毎年度出ています。この後半には全国の翻訳会社と求人情報が載っています。

  また、翻訳学校にも情報が集まってきます。在校中はもちろん、卒業後もこまめにコンタクトをとったり、ホームページのチェックなどを怠らないようにしましょう。わたしは上でも書きましたが、仕事を広げたいときには、アメリアの求人を利用させてもらってます。

 求人を見つけたら、まず募集要項をよく読み、メールか電話で(指定があればもちろんそれに従います)、応募の希望を伝えます。先方のOKが出てから履歴書等を送るようにし、何の連絡もなく送るのは避けましょう。

  メールも電話も礼儀正しく。いち社会人として恥ずかしくない行動をとりましょう。 翻訳会社と最初の接触から、もう試験は始まっていると考えてください。

気持ちは一足先にプロになろう

 トライアルに応募する時点で、プロとしての自覚を持つようにしましょう。翻訳会社が必要としているのは翻訳学習者ではなく、プロの翻訳家だからです。

  トライアルの出来だけではなく、言動や仕事環境も、プロとして通用しなくてはなりません。学習者だからという甘えを残していると、失敗の元になってしまいます。すべてにおいて、SOHOの基本的な態勢を整えておくことが大事です。

  まず、自分が事業主であるという自覚を持ち、翻訳会社は取引先であるという意識を持ちましょう。

鼻息を荒くしない

 質問があったら簡潔に、また、あまり返答をせかしすぎないことも大事です。

  わたしも経験があるのでわかるのですが、学習者からすれば、トライアル受験というのは大勝負です。なにしろこれまでの努力の集大成であり、ここから人生が変わるかもしれないのですから。鼻息荒く、チャンスをつかもうと意気込んでいます。

  でも翻訳会社の人からすれば、トライアル応募者への対応は、山ほどある業務のひとつに過ぎません。かかりきりになっているわけではないのです。悲しい温度差かもしれませんが、学習者としてではなく、いち事業主としての目を持てば、当然のことと納得できるはずです。

  些細なことを問い合わせて、手をわずらわせないこと。相手先に必要以上の負担をかけないようにするというのも、ビジネスマナーです。

仕事環境

 そして、仕事環境。これを見ていらっしゃるからにはあまり心配ありませんが、インターネットやメールが使えることは、いまや翻訳家の必要絶対条件です。また、トライアルの時点ではそれほど必要に迫られることはありませんが、仕事が始まったらブロードバンド環境は必須。

 原稿としてパワーポイントなど容量の大きなファイルが送られてくることもあります。また、電話しながらメールを見て、基本的な打ち合わせをする場面も増えるため、電話とメールが同時に使えないような環境であれば、改善する必要があります。

  メールもフリーメールでは信用されません。メールアドレスの文字列にまで気をくばり、くだけ過ぎていると思ったら、ビジネス用に堅実な印象を与えるものを用意しましょう。(参考サイト:仕事用などに使う、有料メールアドレス取得方法まとめ)

 また翻訳原稿はワード、エクセル、パワーポイントで来ることが多いので、これらのソフトは扱えるようにしておきましょう。(参考サイト:マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)受験体験記ワープロ検定試験1級への道

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